今年、寒修行(寒さが一番つのる厳寒の時期に法華三部経一巻読誦する)で、初の導師のお役を頂きました。
嬉しさと緊張を覚える中、「さあ、がんばろう!」と決意しました
読誦させて頂くところは「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五」、前唱文もあります。
他の導師の方々はみなさんベテランです。みなさんのようにスムーズにあげさせて頂きたいと思い、どこで息継ぎをすればいいか、と考えながら、家で何度も読誦しました。
そしていよいよ本番
着座して第一声「南無妙法蓮華経・・・」「まさに知るべし・・・」あれっ読誦してきたような声が出ません。えと思いながら、心臓の鼓動が高鳴る中、そのまま進みました。字を追うのに夢中でした。
次の導師の方と交代して後ろの椅子に座り、やっと少しずつドキドキが治まってきました。
でも、あんなに読誦したのに、なぜ思うように声が出なかったのだろう?確かに緊張していましたが。。。
「そんなに甘いものではないのだよ」と仏さまに言われたように思いました。
そこで気づきました。お役を頂いたことへの感謝の気持ちがなかったこと、支部長さんや主任さんに心構えをお聞きすることもなく、ただただ周りの人に「よかったよ!」と言ってもらいたいがために読誦してきたこと・・・
今回のことを通して、頂いたお役に先ず感謝すること、そして、きちんと心構えを聞かせて頂き、心を調えるということを教えて頂きました。
ありがとうございました。   合掌   Y.T.