「いのち」の尊さを見つめる

私たちは、ふだん、人間として生を受けたことを当たり前のように思っていますが、よく考えてみると、何だか不思議な気がします。
今、ここに、私たちが生きているのは両親がいて、祖父母がいて、さらには無数のご先祖さまが「いのち」をつないでくれた結果にほかなりません。

立正佼成会では、朝夕のご供養(読経)を大切な基本信行の一つとしています。それは、ご供養を通して先祖・親・自分・子・孫という「いのちの流れ」のなかにある自分というものに気づくと同時に、いのちの尊さ、有り難さ、不思議さをかみしめることができるからです。

朝夕のご供養は、私たちがいのちの尊さ、有り難さに気づき、毎日を新鮮で、心豊かに生きる第一歩といえます。