2016.02 60代 女性 「本当の優しさ」

21年前の1月17日、阪神・淡路大震災が起こり、当時いち早く会長先生が神戸教会へ来られると連絡があり、一つの交通手段を頼りに、いつ欠航するかわからない強風の中で必死にたどり着きました。会長先生のお顔を見た時、辛くて不安な心に明りが見え、会長先生は私達会員の辛く切ない心に寄り添い、お力を下さいました。

淡路道場は本仏さまは大丈夫で、水屋が倒れただけでした。我が家は不思議と無事でした。家を建てる時に、お布施を打ち出され「はい」と返事をしました。お金がなくてどうしたものかと悩みましたが、保険満期の葉書が届きびっくりしました。仏さまの手配と感じ、とても嬉しかったです。おかげさまご守護頂けたと確信しました。

主任のお役を頂き、会員さんとのふれあいの修行が始まりました。頼まれれば断れない性格で、いつも簡単に引き受け、困っている人を見れば考えも無く口や手を出していました。自分にとって徳積みであり、相手も喜んでくれるので、とても満足していました。しかし、この教えは、転んだら起こしてあげるのではなく「大丈夫?起きられる?」と声をかけ、自分の力で起きた時に「よく頑張ってね」と抱きかかえるのが本当の優しさと教えて頂き、説法のおかげさま、人を拠りどころにしていることに気づきました。今年は、自灯明・法灯明の修行をさせて頂きます。

いつ地震が起きても不思議でない現実に、二度とあの不幸な出来事を繰り返さないよう、安否確認を真剣に取組みます。日頃地域でも「まず、人さま」を意識しながら、ご近所とのお付き合いも深まっています。しあわせ運べるようにの詩にあるように「亡くなった方の分も毎日を大切に生きていこう」と思います。