2014.05  40代 女性 「どうにもならない」

TVでは中学・高校での教師による暴力事件の報道に心を痛めていましたが他人事でした。それが突然長男にふりかかってきたのです。「どうしてうちの子が」と思いながら、心を閉ざしどんどん悪化する長男を見て、先生が憎くて、許せない気持ちでいました。教会では「どんな人も許しなさい。あなたに必要あって出てきている現象よ」と言われ、そのうちどんな言葉も入ってこなくなりました。

単身赴任の主人とは、悪化していく長男を見て、助けたい、生きていてほしいという心配の思いも理解してもらえず、毎日電話でケンカしていました。学校側との話しあいが続き、私の不安定な状態を支部長さんに聞いて頂くと「あなたは何でも自分の思い通りにしたいのね」と言われ、理解してもらえないとショックをうけ、頭が割れるほど痛くなりました。

15年前にくも膜下出血で亡くなった母を思い、「お母さん、辛い。こんな私では役に立たない、迎えに来て」と泣きながら心の中で叫び、自分を責める毎日でした。そんな時に、主人の兄が急死し、その葬儀に行かないと言った長男に、「学校へ行くより大事なことがある」と涙をながして話してくれました。主人の大きさ、頼れる存在と気づかせて頂きました。

一年間不登校でしたが通信制の高校へ転校し、4月から大学生です。親として成長させてもらえたと思えた矢先、今度は次男が学校へ行きたくないと言い出し、立ち直れないほどのショックを受けました。そんな時に支部会計のお役の話がありました。毎日行くなんて体力的にも無理と思いながらも、散々お役を断ってきた私でしたので、ここはやるしかないと決意しました。支部長さんから「どんな風に変わるのか楽しみ」と言って頂いた時、「苦しい心をそのまま聞いて欲しいんです」と心をさらけ出しぶつけました。すると家族の心を受け入れられる心になれました。

私の母の死を通して、一生懸命お役をしても仏さまは願いを叶えてくれないと疑問や不満を持っていました。サンガの仲間とふれあい、学ばせて頂く中でも、心の奥の信じられない気持ちは隠して、自分で解決してきました。お役の有難い意味もわからず、先延ばしにしていました。自分にはお役をする必要もなく、ほどほどに人の為にしていれば幸せでいられると信じていました。「自分の力では、どうにもならない事がある」こうなるまで気づけない自分だと子供の不登校を通して分かりました。両親も深い愛情で私たちの為に徳を積んでくれていたことにも気がつきました。

3月5日父がご本部で特別功労者で表彰を受け、スクリーンの中で名前を見て、尊敬できる父をもち「しあわせだな〜」と思えました。お当番の日で一日有難いことばかりで、ありがとうの言葉を出し、穏やかに次男にも接し、信じて待ってみようと心になった時、突然制服に着替えてくれ、その瞬間、仏さまが後押しして下さっていると感じられました。私が心を磨く行いをしたら、どんどん変化する。こういう生き方をしていくことを仏さまは教えて下さったのだと思いました。