2013.12  60代 女性 「主人と私と自閉症の息子」

私が主人に言った言葉が原因で、ひどく叱られました。いい気になって主人を責め、自分を正当化する私に、最初は笑っていた主人も、堪忍袋の尾が切れたのです。どれだけお詫びしても取り返しのつかない後悔で胸が締め付けられました。お互いを立て合って、大切にしていこうと願う主人の気持ちを知り、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

支部長さんに聞いて頂くと「叱ってもらって良かったね」「謝ることができて良かったじゃない」と言われ、その言葉の中に「ご主人を大切にしなさい」のメッセージが込められている様に思えました。これからはこの事を宝物にして、主人を大切にしていこうと心から思いました。

私たちには39歳の重度の自閉症の息子がいます。彼のとる行動は時として不安としんどさを伴い、眠れないほど夫婦として疲れていました。教会長さんより「繰り返し教えていくこと、いい意味で諦めること、腹をくくること」「三人は同志なんですね」と親の覚悟を教えて下さいました。

子供が出す現象をどう見ていくのか、夫婦の因縁をどう見るのか、夫婦がこころを合わせていくことが大事と支部長さんからも教えて頂き、二人で真剣に話し合いができ、子供の気持ちを尊重し、困ったこととして見ないで、仏さまから頂いたチャンスと前向きに考え、子供が頑張ったことを誉めていこうと約束しました。父親として子供を思う主人の大きさ、優しさに気づけ、二人の気持ちが一つになり、嬉しくて大きな力をもらいました。

何でも私がしてきたことを反省し、手伝ってもらえる所は息子にさせてみることにしました。すると不器用ながらも上手に手伝ってくれる事がわかり、今まで見過ごしてきた良いところが沢山見つかり、次々と感謝の言葉が出てきました。子供の顔はとても穏やかでいい表情をしています。家庭の中に愛のある言葉が増え、子供から力をもらっているのは私達の方でした。施設の職員さんからも、息子が「聞きわけが良くなり、すごい進歩です」と思いがけない言葉も頂けました。親行、心配行が出来る私になれますよう、徳積みに精進して参ります。