2012.05 40代 女性 「命あることが奇跡」
鹿児島県の小さな島で母に生んで頂き、家族の深い愛情の中で育てて頂きました。小学生の頃はヤンチャで、太陽みたいと言われていましたが、中学生の頃から少しずつ体調を崩し、社会人になって、大動脈炎症候群という進行性の難病と診断。太陽に当たると少しずつ大動脈が閉鎖されていく病気で、毛細血管が育ちバイパスの役目を果してくれているお陰で、かろうじて命をつないでいることが分り、恐怖感と生かされている命の不思議を感じました。

「結婚は諦めて、生きているだけで幸せと思える生き方をしなさい」と先生に告げられ、この世で私ほど不幸な人間はいないと思い、心を閉じていきました。心配のあまりやつれた母の姿が目に入り、自分のことしか考えていないことに気付きました。この時「両親に喜んでもらえる自分になりたい」と強く思い、退院後から佼成会に自ら足を運ぶようになりました。真剣に学び始めて間もなく、今の主人と交際が始まり、当時の今は亡き支部長さんより「彼なら佼成会に出してくれる」とのご指導で、大反対だった両親が結婚を許してくれました。両親の深い愛情と、仏さまに対する深い帰依心を、両親の後姿から教えて頂きました。

主人より「これからは二人で一人前になろう。両家の両親に安心してもらえる夫婦になろう」と約束しました。教会青年部長の大役を頂き、青年の光りと、沢山の学びと感動を頂き、生涯の宝物になりました。現在は支部長のお役を頂きもうすぐ2年になります。お役の重圧で一杯でしたが、私にとって皆さんは家族のような存在です。このお手配は仏さまからのプレゼントに違いないと有難く、報恩感謝の心で精進させて頂こうと心に決めました。

今年結婚20周年を迎えます。私たち夫婦には子供が出来ず、申し訳ない気持ちになり、お詫びする私に両親は「夫婦仲良く精進しているのが一番の親孝行」と心を救ってくれ、主人の両親も温かい言葉をかけてくれます。病気を通して生かされている命の尊さを身にしみて感じることが出来ました。今は夢のように元気にならせて頂き、諸先輩の皆さま、サンガの皆さまとのご縁のお陰さまで数々の苦を宝に変えることが出来ました。願いを持ってこの世に生まれてきたことをしっかりと自覚し、これからも温かいサンガと共に、今の中に喜びを見つける努力を重ねてまいります。