2012.04 30代 男性 「全て必要なこと」
仕事中に車で人をはねてしまい、私はその場で現行犯逮捕されました。相手の方が生死の境を越えるまで地下の牢屋の中に拘束されました。外に出られた時、外で自由に生きているだけで何と有難いのだろうと、その当たり前の素晴らしさに初めて気づきました。被害者の方は重傷で幸い命は取り留めましたが、当然大きな後遺症が予想される状態です。そんな時にご家族に謝罪に行きましたが、ご主人は涙目で怒りを抑えながらも加害者の私を逆に気遣って「私達のせいで貴方のご家族が人生を狂わせる事だけはしないで下さい」と信じられない言葉をかけて下さり、罪を軽くする為の嘆願書まで送って下さいました。自分もこんなすごい人になりたいと思う人に初めて出会えました。

それから私は毎日三部経をあげ続けました。ただ祈るしか出来ない時に祈る手段がある。信仰を持つ本当の素晴らしさに初めて気付きました。支部の皆さまの支えと仏さまのご守護により、なんと後遺症ゼロでわずか3ヶ月で退院されました。この事故のお陰様で今まで少し迷うごとに信仰から遠ざかりかけていた私の心に絶対に信仰を離れないという不退の心が深く刻まれました。

年が明けて念願の教師候補者養成教育が始まりました。初日の開講式で原教会長さんが「この勉強をする年は激動の一年になりますので目標を持って楽しんで下さい」と言われました。前教会長さんに頂いた独立起業と書かれた紙を枕元に貼りましたが、いつか何かで経営者になれるといいなという漠然とした夢でした。

今回は自己満足に終わらせず他を教化できる自分になる為に学ぶという精神を教えて頂き、一年間真剣に取り組みました。勉強が始まって半年が過ぎた頃、小規模な事業の撤退が決まり、その話の中で会社の方から「独立して君がやってみないか」と突然のお誘いがありました。話は順調に進み夢はもう目前でしたが簡単に進めるほど道は甘い物ではありませんでした。個人とは契約できないと依頼元から言われ、数々の運送会社の面接を受けましたが交渉は全て決裂し配送に復帰するのは99%不可能な状態に。それを支部長さんに聞いて頂くと三部経十日間の行のご提案があり、夫婦で挑戦しました。

私にとって初めての三部経一巻讀誦達成。その翌日他の運送会社が務まらないので私と契約したいと先方が手の平を返してきたのです。経力という物を改めて知らされました。単なる配送員だったハズの自分が予定組みや経費の計上処理まで全業務を普通に行えるのは何故か、それは深い意味がありました。事故で運転ができず事務作業を半年間する事になったお陰で内外全ての業務を一人で出来る様になり、それがスムーズな独立へと繋がっていたのです。 【この世のどん底に思えた悪夢の交通事故さえも実は未来の幸せに繋がっていたんだ】人生には何一つ無駄な事はない。この体験で私も誰かを救える自信を手に入れました。これらの変化は全てお当番修行の大きな功徳として頂きましたので、これを機に聖壇のお役を誓願させて頂き実行していきます。これからも教えを生かし多くの人を救っていきたいです。