2012.03 60代 女性 「一千万円を超える借金」
結婚11年目に主人の一千万を超える借金が発覚したことがきっかけで入会しました。入会して30年間、大きな借金3度、小さな借金は数知れず、払い終えることが私の願いでした。相手は変えられないと教えて頂いていましたが、悪いのは主人と思い、心の片隅に主人を恨み疑っていました。

主任のお役を頂き、お役を頑張っていれば何とかなると思っていました。夫婦で向き合うことなく、主人もうわべだけの解決でごまかし、私も苦手なことから逃げていました。息子夫婦で貯めたお金を主人の借金の為に用立ててくれましたが、「これ以上巻き込まないでくれ」と言われた時は、親として情けなく切ない気持ちでした。
支部長にと声をかけて頂きましたが、家の中は何も整ってなく、私が支部長のお役とはとんでもないと断りました。断る理由を次々並べましたが、それでいいと言って下さいました。お役を通して仏さまの願いに気付くことなんだと受け止め、こんな私でよかったら精一杯お役に立たせて頂こうと思いました。

M主任さんがお役を降りたいと訴え、よく聞かせて頂くと、体の不調などを話してくれました。お役を降りることが幸せになるのかと悩みましたが、少し休養して、元の明るい主任に戻ってほしいと心から寄り添いました。「佼成会が好きだし、地区の皆さんの顔も見たい」と不安定な中、地区法座に参加され、地区の方も大喜びでした。前向きな言葉が出てきていましたが、突然M主任さんが亡くなりました。落ち込み泣く私に、A講師さんが「人の死は人間ではどうする事もできない。M主任さんは人生を全うして成仏したんだから泣かなくていいよ」と心を救って頂き、仏さまは私達に人智の及ばぬことも受け入れて行く事を、M主任さんの死を通して教えて頂きました。

主人から死を予感するメールがありました。「死ねなかった」と言う主人に安心したものの、後始末を残して死ぬつもりだったのかと空しくなりました。主人は安心させる為うそをつきますが、その事も許せませんでした。教会長さんより「お母さんに怒られるのが怖くて子供がうそをつくのと一緒。それと主人の借金と思っているでしょうが、その中には生活費もあったはず。あなたが借金したと思いなさい」とご指導頂きました。結婚して40年、心穏やかな夫婦になるのが今の私の目標です。主人はお金の面を除くと、良く働く優しい人です。お父さんありがとうございます。
教えがなかったらもっと我がままで、相手のせいにし、許すことの無い人生だったと思います。私には支えてくれている支部の皆さん、念じてくださる沢山のサンガに巡り会えた事がとても幸せで、感謝で一杯です。どんな事があっても仏さまのお慈悲と受け止める大きな心になります。