2011.12 60代 女性 「離島で一人暮らしの兄」
説法のお役を頂くということは「仏さまが私に何か願っておられるのでは」と思った時、すぐ浮かんだのが離婚をして、荒れた生活をしている主人の兄のことでした。主人は兄思いで、離れ島で一人暮らしをしている兄の元へ行き、毎月一回病院へ連れていきました。兄が入院することになり、半分は心配で半分は迷惑をかけられたと関るのは嫌だと思っていましたが、主人の「自分さえよければいいのか」という言葉に、私も決心し一緒について行きました。

部屋は荒れ放題、目を覆うばかりでしたが、夕食のお弁当を食べ、初めて兄は笑顔を見せてくれ、帰ると思っていた私が泊まる事を喜んでくれ、暑くはないか?寒くはないか?と心配してくれました。夜中に主人と満天の星空を見上げ、「こんな経験初めてやね」と笑いあい、相手を思う心が湧き上がりました。兄は入院する病院をすでに決めていて、私はなれない土地で必要なものを揃え、兄も安心してくれました。自己中心の私でしたが、主人のおかげさま、主任のお役のおかげさま、教えて頂いたことが少しは身について出来たのかと思いました。まだまだ至らない私ですが有難い体験でした。

開祖さまのご生家の前で、Aさんのご主人の手術成功と導き担当の誓願をさせて頂きました。Aさんは、なかなか仕事を休めません。何とか功徳を積んでもらい、前向きになってもらえるように関わりました。ご主人の手術は成功し命の増益を頂き、助け合いながらAさん家族は一つになり、こちらまで嬉しくなりました。

説法の清書の後、腰の痛みを感じ、起き上がれず、兄がどんな思いで日々過ごしてきたかと思い、まだまだ他人事のように見ている自分を恥じました。命を頂いている事に感謝し、開祖さまのように、大らかで温かく、笑顔で人さまの幸せを願っていきます。