2011.09 40代 女性 「訪中団に参加して」
中国黒龍江省方正地区慰霊訪中団の一員として中国へ行かせて頂きました。私の中で戦争は生まれる前の事で、私自身とは関わりのないことと感じていました。第二次世界大戦で日本は原爆の投下など、日本人は被害者であり、日本が他国を侵略するという戦争なんか絶対起こるはずないと思っていました。

日本人公墓、中国人養父母公墓での慰霊供養は胸が締め付けられ、二度とこんな悲しい事を起こしてはいけないと強く誓いました。しかし生体実験を繰り返した侵華日軍731部隊罪証陳列館での慰霊供養、30万人以上が殺された侵華日軍南京大虐殺遭難同胞記念館見学を終えると、日本人=被害者という方程式が大きく崩れました。同じ日本人である私の中にも、状況が同じであれば、悪魔にも鬼にもなれると思うと、とても悲しく悔しい思いが残りました。

法華経では、物事を仏の眼で見ると教えて頂いています。私は出来ているだろうかと不安ばかりが心にたまっていく様に感じながら、日本へ帰国しました。私は昨年12月に支部長のお役を頂き、導きの親は主人の母です。教務員のお役を頂き、皆さんに温かく育てて頂きました。支部長のお役を頂いて8ヶ月経ち、支部の事が少しずつ見えてきて、Aさんは何を言っても聞いてくれない、Bさんは主任さんを困らせる人と決め付けていました。

日本に帰り、自分のお土産に買ったルビーを無くし、教会長さんに結んで頂くと「大本(おおもと)に感謝させて頂きましょう」と教えて頂きました。心の底では今の自分の境遇は私の努力の結果だと思っていて、謙虚な気持ちをすっかり忘れていました。結んで頂いたことを思い教会でご供養をしていると、安心してご供養が出来る事が有難く感じました。支部の信者さんの事を決めつけている私に気がつき、あの人もこの人もありのままに見ていけばいいと思え、一人ひとりの信者さんが居てくださる事が、私に沢山の事を教えて下さる方々と思うとうれしくなり、涙が止まらなくなりました。

中国人と日本人、信者さんをマルとバツで見ている私でした。仏さまの眼に近づける努力をしてゆける自分が一番有難いのだと思わせて頂きました。全ての事が感謝で受け止めようと心が決まり、中国からの不安な思いが消えてゆきました。家族や事務局の方々に感謝申し上げます。皆さんにも是非、肌で心で体験して頂きたいと心から祈っています。